各大学病院長ご挨拶

島根大学医学部附属病院 病院長 井川 幹夫

本年度、本学と神戸大学、兵庫医科大学が、文部科学省「未来医療研究人材養成拠点形成事業」に申請・採択された総合診療医の育成プログラム「地方と都会の大学連携ライフイノベーション」がスタートしました。
高齢化の進展、医師の専門分化が進み、特に地方では医師偏在が顕著で、総合診療医の養成が喫緊の課題となっています。
県民の高齢化率がピークを迎える時期に差があるなど背景が異なる3大学が総合診療医養成で連携、相互補完することには意義があると考えられます。
この事業で養成する総合診療医像は、医学部の基礎系から臨床系講座の指導の下に、リサーチマインドを涵養し、地域の多様なケアニーズに対応する能力を持ち、地域包括ケアのリーダーとなれる医師で、これからさらに進行する高齢化社会において、大いに力を発揮することが期待されます。
総合診療医の養成を通して、地域医療の現状を変革したいと考えておりますので、大学、医師会、関連の病院、介護・福祉施設、自治体の皆様方には、ご支援・ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

神戸大学医学部附属病院 病院長 藤澤 正人

この度島根大学、兵庫医大、そして神戸大学からなる3大学が、未来に羽ばたく総合医を育成するためのユニークなプログラムを開始することになりました。
この3大学は、これまでも「山陰と阪神を結ぶ高度医療人養成プログラム」に参加し、強い絆を形成してきました。本プログラムでは、世界に通用する総合医を育成するものとして、リサーチマインドの醸成、グローバルリーダーの育成、さらには女性医師の支援などを中心として、世界に冠たる総合医養成システムを作るものです。3大学がそれぞれに特徴を発揮して、高度かつ広汎な知識をもつ総合医が、山陰、阪神で数多く育成され、地域医療に、医学・医療の発展に貢献してくれることを望んでいます。

兵庫医科大学病院 病院長 難波 光義

この度、新たに発足した文部科学省の未来医療研究人材養成拠点形成事業において、島根大学、神戸大学とともに申請しました総合診療医育成プログラム「地方と都会の大学連携ライフイノベーション」が採択されました。平成25年度から平成29年度までの5年間に3大学間で情報交換し、切磋琢磨する良い機会を与えて頂いたことをありがたく思っています。この3大学は、大学病院連携型高度医療人養成推進事業「山陰と阪神を結ぶ医療人養成プログラム」においても、連携大学間で数多くの診療科間の交流がなされ、大きな成果を上げました。
本学では、平成26年度より新たな後期臨床研修制度をスタートし、大学病院の内外での専門領域の修練とともに総合診療能力の向上を図ることのできる研修内容となっています。併せて大学病院の特色を活かして、社会人大学院への進学も積極的に勧め、“リサーチマインドを持った専門医の養成に供えたい”と考えています。
今回採択されたプログラムに関連して、地域包括ケア講座を新設し、西宮にある本院と兵庫医科大学ささやま医療センターを中心とする地域医療機関や各関連団体と連携し、地域高齢者社会における医療から在宅介護まで、都市型の地域包括ケアニーズに対応できる総合診療医を育成する人材養成拠点にしたいと思っています。関心ある諸氏の積極的参加を期待しています。